詰将棋解説 5手詰
Twitterで詰将棋自体はよく見かけるのですが、解説はあまり見ない気がするのでやってみます。自分の作品でもいいのですが自画自賛と思われるのも嫌なので避けます。
よくある収束
— みずたま (@go_tom_89) June 15, 2021
5手詰#おやすみ詰将棋 pic.twitter.com/j631hypctA
居飛車穴熊を相手にした終盤戦のような配置ですね。穴熊崩しといえば2三の地点を攻めたいところです。初手から▲2三桂と打ちたいのですが△2二玉、▲3一馬、△3三玉と進むと問題が発生します。
▲4二馬は△2二玉、▲4二角成は△4四玉がありどちらかの逃げ道を抑えられません。▲2二馬は△同玉、▲3一角成、△3三玉で元の形に戻ります。必ずしもパターン通りでうまくいかないのが面白いですね。
そこでどうするかですが、初手▲2三桂に代えて▲3三馬と捨てます。△同桂で3三からの逃走ルートを塞ぎつつ5三の角を活かす狙いです。
この▲3三馬に2二へ合駒を打てば今度こそ▲2三桂までなので
仕方無しの△同桂に▲2三桂△2二玉▲3一角成までの5手詰みです。
馬の強さを存分に活かした詰将棋です。出題者の方は#おやすみ詰将棋で自作品をまとめられているようです。興味のある方は是非解いてみてください。